一時ファイル(Tempファイル)とは
アプリケーションが作業中、一時的に使用するファイルは、一時フォルダ(Tempフォルダ)に保存されます。
作業終了後には自動的に削除されますが、削除されないものが長期的に蓄積されていきます。
その蓄積されたファイルが、ハードディスクの空き容量を圧迫して動作が重くなったりします。
「Temp」フォルダー内のファイルは削除しても問題なく、削除することでハードディスク等の空き容量を増やすことができます。
一時ファイル(Tempファイル)は下記の2種類あります。
下記説明はWindows10用で、Windows11では画面が異なりますが、Tempファイル場所は一緒で、同様な作業が可能です。
アプリケーションの一時ファイル
アプリケーションの一時ファイルは下記のTempフォルダーに保存されています。
✔このファイルの場所を表わすことをパスといい、\(バックスラッシュ)で区切っていきます。
(ファイル場所: C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\Temp)
Cドライブ → Usersフォルダ → ユーザー名フォルダ → AppDataフォルダ → Localフォルダ→ Tempフォルダ
※AppDataが見当たらない場合は、非表示になっているので表示タブに切り替えて、隠しファイルにチェックを入れると表示されます。
システムの一時ファイル
システムの一時ファイルは下記のTempフォルダーに保存されています。
(ファイル場所: C:\WINDOWS\Temp)
Cドライブ → Windowsフォルダ → Tempフォルダ
一時ファイルの削除方法
一時ファイル(Tempファイル)の削除方法は2通りあります。
①Windows管理ツールの「ディスク クリーンアップ」を使用して、自動で行う
②手動で行う(アプリケーション、システムのTemp内ファイルを削除する)
通常は、ディスク クリーンアップで削除しますが、時間がない時などは手動が便利です。
手動での一時ファイル削除方法は、下記をご参考にしてください。
アプリケーションの一時ファイル削除
1.デスクトップ画面左下の検索窓🔍(ここに入力して検索)へ
「 %temp% 」と入力して%temp%ファイルフォルダーをクリックする。
2. フォルダ内のすべてのファイルを選択する。
(CTLキー + Aキーで全選択、または一番目ファイルを選択+最後ファイルをSHIFTキーを押しながら選択すると全選択)
3. SHIFTキー + DELキーですべて削除します。
下記のメッセージが表示された場合、「スキップ」を選択します。
※Adobeなどの編集ソフトがキャッシュ自動保存のためにフォルダーを置いているケースがあり、使用中のファイルは削除できないので、以下のメッセージが出たらスキップしてください。
※「すべての項目にこれを実行する」にチェックを入れると次回から自動でスキップします。
削除できる範囲でOKです。
システムの一時ファイルを削除
1. デスクトップ画面下の検索窓🔍へ「 %WinDir%\Temp 」と入力して%WinDir%\Tempファイルフォルダーをクリックする。
2. フォルダ内のすべてのファイルを選択する。
(CTLキー + Aキーで全選択、または一番目ファイルを選択+最後ファイルをSHIFTキーを押しながら選択すると全選択)
3. SHIFTキー + DELキーですべて削除します。(使用中のファイルは削除できません。削除できる範囲でOKです。)
まとめ
PCが重くなる原因は、PCのスペック、アプリやネット環境等さまざまなことが考えられますが、この一時ファイル(Tempファイル)削除は簡単にできますので、まずはじめに試してみてください。